地球外知的生命体は地球に到達しているのか?
2021年7月、アメリカ国防省はUFOが存在することを認めました。*ただし、UFOの中に地球外知的生命体が搭乗しているとは言っていない。
2023年7月26日、アメリカ議会下院で未確認飛行物体=UFOに関する公聴会が開かれ、アメリカ軍の元幹部らは連邦政府がUFOに関する情報を隠していると訴えました。
とりあえず、「地球外知的生命体は地球に到達している」という仮定で、いろいろと議論をしてみます。
第1章:私の疑問
1. 地球外知的生命体は地球に到達しているのか?
Yes.
2. 1947年のロズウェル事件後、アメリカ政府とエイリアンの間で密約が結ばれたが、その内容は?
宇宙人が地球にやって来ていることを人類に対して隠匿すること。
アメリカに宇宙人の技術を移転をすること。
アメリカ以外の国家とは通商を行わないことなど。
3. 宇宙人からの技術移転はないのか?
ロズウェル事件から半世紀以上経過し、本当に宇宙人との技術移転の密約があるのならば、フリーエネルギーの取り出し、核融合発電、恒星間航行の技術が実現しているはず。しかし、噂になるのはステルス爆撃機程度。(確度の低い情報では、月面着陸や火星のジャンプルームなどは宇宙人のテクノロジーと言われている)いきなり数万年進んだ技術を教えてしまうことは、地球文明を滅ぼしてしまうおそれがあるので拒んでいるのか?
墜落したUFOの調査や、リバースエンジニアリングは許可しているものの、どうせ地球人には解明できないと思っているのか?江戸時代の日本人に文明を与えたメリケンのように、高い科学技術を受容することはできないのか?
4. 宇宙人は善か悪か?
よく言われるのが、星間飛行できるレベルまで文明が到達するということは、種を滅亡させることが可能な兵器は開発済みである。それでも争いを乗り越え、種が存続しているということは、平和で知的な部族しかそのレベルに到達できないということ。その高い意識を持つ宇宙人が地球に来ているからこそ、我々は侵略や攻撃を受けていない(見守られている)。
5. 誰が異星人の地球来訪を隠しているのか?異星人と話し合い密約を結んだ当事者は誰なのか?
いつも登場する主人公は米軍。アメリカ大統領やアメリカ政府よりも力を持つ影の存在がいるのか?アメリカ大統領が変わるたびに、「こういう密約があります。人類の存亡にかかわるため、隠匿する必要があります」ってブリーフィングしてるのか?
6. シミュレーション仮説との整合性
この世界がシミュレーションから成立している場合、異星人はその枠内にあるのか?枠外にあるのか?
シミュレーションの外側からの観察装置がUFOという可能性もある。
7. 宇宙人の存在をいつ公開するのか?
・公開するための条件がある?
・ごまかせる内はできるだけ公開しない。
8. 情報公開を迫っている当事者
軍の上層部
情報機関の幹部
上院議員ら
ということは、アメリカ大統領やCIA長官など一部にしかUFOや密約の存在は知らされていないということになる。
さらに言えば、私の勘ではトランプ大統領はこの問題について報告すら受けていないように思える(報告されたなら、ポロッと機密をリップサービスで漏らしそうだから)。その場合、大統領を除いて、誰が意思決定を行っているのだろうか?
選挙によって選ばれたのではない、影の意思決定機関など存在しているのか?
9. なぜUFOの存在を公開しない(できないのか?)
当然アメリカは、UFOのテクノロジーを独占したい(が、まだできていないようだ)。これが動機であるならば、当然、他国やあらゆるレベルで情報公開を求められるだろう。
UFOのテクノロジーを手に入れることで、人類の滅亡が早まるという理由で存在を隠しているのであれば、これからも陰謀論やdisinformationによって隠匿が続くだろう。
(異星人は超テクノロジーを手に入れ、惑星を破壊することができるが、それを乗り越えてきた。地球上には未だに紛争が続いており、当事者に超破壊兵器を渡した場合には、確実に人類は滅亡するだろう)
そういう意味で、人類に異星人のテクノロジーを渡す時期はまだ来ていないのかも知れない。
10.これまで隠匿してきたにもかかわらず、アメリカ国防省がUFOを捉えた映像を数点公開したのはなぜか?
密約に基づいた、存在を明らかにするタイムスケジュールに基づいた、人類に衝撃を与えずに徐々に受け入れてもらうための教育的計画の一環?
11. 古代遺跡からUFOが発掘された?
エリア51で働いていた研究者ボブ・ラザー氏は、「考古学的発掘中に少なくとも1つのUFOが発見されて回収され、それが古代のものであるという話を聞いたことがある」と述べている。こうなるともうおとぎ話なのか現実なのか、わけがわからない。
第2章:ロズウェル事件についての考察
1.なぜ事件前からUFOの目撃が多くなったのか
宇宙人は、核兵器による人類の滅亡を危惧し、米国の各施設を監視するようになっていた。
2.墜落原因
重力を操り、星間移動も可能な知性でも墜落事故を起こすのか?宇宙人も機械ではなく、生命体である以上、誤りを犯す。また、墜落当日はひどい嵐であり、UFOに落雷が直撃したため、墜落したとのことだ。
3.米国政府が隠匿を続ける理由
ロズウェル事件で生き延びた宇宙人と、米国政府の間で、人類のパニックを恐れ、しばらくの間は地球外生命体が地球に訪問していることを秘匿しておこうという合意があったと思われる。
4.宇宙人(グレイタイプ)と地球人が非常に似ている理由
2本の腕、2本の足、胴体、頭、頭についた二個の目。どう考えても骨格構造は人間そのものだ。この宇宙人が実在した場合、つまりは、地球人は宇宙人を元に作られたと言うしかない。つまりDNAの種は宇宙から持ち込まれた。
5.宇宙で生命および知的生命体が発生する確率
非常に稀なのだろう。当然、科学技術が発展した惑星は、当然他の惑星に発生した生命体および文明を捜索するはずある。それほど文明が発達した段階では、希少な他の生命体を滅ぼすことなどせず、見守るはずだ。
宇宙の発展した文明圏では、未発達段階の文明(地球のこと)に介入せず、調査のみ行うという条約が結ばれているのかもしれない。
第3章:509 Bomb Group(第509爆撃航空群)所属の空軍看護婦Matilda O'Donnell MacElroyの記録
宇宙人がすでに地球に来ていること、またロズウェル事件は実際に起こったことは信じていましたが、なぜ米軍・米国政府は隠蔽を行っているのか非常に不思議でした。最近、ロズウェル事件で墜落したUFOから生存していた宇宙人との通訳を務めていた「Matilda O'Donnell MacElroyの宇宙人インタビューの記録」を読みました。数年前からスピリチュアル界隈では、話題にはなっていたようですが、私はスピリチュアルという観点ではなく、自分は常に疑いを持ち、「科学的に検証可能か」、「証言は信ぴょう性があるか」を基準に検証できる能力があると思っています。その上で、この記録は非常に信憑性が高いものであると判断しました。
3.1:宇宙人のインタビュー回答
- 宇宙人(名前はAirl、UFOのパイロット、エンジニア)へのインタビュー期間:ロズウェル事件の起こった1947年7月7日~1947年8月までの6週間(その後宇宙人は死亡または活動停止)。
- コミュニケーション手段:Matildaのみを媒介として行われるテレパシー
- 宇宙人:自分は生命でもロボットでもない、人形に近い物体。魂の入れ物。食物は不要。手は3本。
- 宇宙人は地球人に捕獲?されたときも、全く怯えていなかった。
- UFOまたは宇宙人が地球に有害な物質、細菌などを地球に持ち込む危険性はない。
- 宇宙人とコミュニケーションできるのがMatildaだけだったので、米軍上層部が苛立ち、gertrude-schmeidler、Jiddu Krishnamurtiを含む、いろいろな超能力者を連れてきたが役に立たなかった。

この記述は、2023年9月に公開されたメキシコの宇宙人化石の姿とも一致。
- UFOは思考で操作する。
- 宇宙人は地球を観察のみ、接触することは禁止されている。
- 生命は宇宙の至る所で発生しているが、自分たちのDomain(=Airlの属する宇宙文明の名称)が宇宙で最高レベルに到達している。地球よりも1兆年進んでいる。
- ドメインはこの物理的宇宙の1/4を支配している。
- 宇宙人は無神論者である。
- UFOの基地は小惑星帯にある。
- 宇宙人の持つ科学技術について質問したが、答えてくれない(宇宙人は技術を地球人に明かすつもりはない)。
その後、宇宙人が質問に十分に答えていないのは、お互いの言語を知らないからではないか?と提案した言語学者により、宇宙人に英語を習得させることになった。この看護婦さんは子供用絵本などを使って、英語を教えた。1日14時間×3日の学習で、宇宙人は英語で考えを伝えられるまでになった。その後も宇宙人はあらゆる本を読み漁った。百科事典や人類の歴史など。宇宙人は「不思議の国のアリス」、「ドン・キホーテ」、「千夜一夜物語」を好んだ。(ホントかよw)
さて、ここからがこのストーリーの本題。英語を習得し、十分にコミュニケーションが取れるようになったのだが、
- 宇宙人は自分たちの持つ進んだ科学技術については全く話そうとしない。これについて、米軍上層部はMatildaに非常に苛立ちを表している。
- すべての生き物には「不滅の霊的存在、魂のようなもの」を持ち、これは便宜上宇宙人は「IS-BE」と造語し、そう呼んだ。
- 英語を習得した途端、突然、霊的指導者のように宇宙の真理を語りだすAirlさんに困惑するも、それを実証するように、宇宙人はこの看護婦さんの魂を体の外に出し(霊体離脱)、看護婦さんは自分の姿を上空から眺めることでそれを信じるようになった。
- この章以降、この書籍はAirlが饒舌に語る「霊的存在」と「宇宙の時間の流れ」を説明する内容が続く。
- 宇宙人は魂の入れ物の間を自由に移動できるが、人類は魂を閉じ込めておく装置のせいで肉体から逃れられない。生まれ変わりの際には記憶が強制消去されてしまう。
- 地球のある領域をold empireとdomainが争っていたが、1000年ほど前にdomainが勝利した。それまで地球はold empireのIS-BE犯罪者の流刑地であった(犯罪者と言っても、有能なプロジェクトマネージャー、納税忌避者、芸術家が犯罪者になるらしい)。
- old empireが敗北したおかげで、IS-BEの記憶消去装置が弱まり、ニュートンなどの天才が生まれ、技術が一気に発展した。
- 宇宙人が地上に姿を表さないのは?「地球が牢獄の星だから。安定していないから。宇宙文明から離れた場所にあり、積極的にリソースを割くほど魅力がないから。だから、定期的に観察にやってくるだけ」と話すAirlさん。
- IS-BE(要は魂)は不滅だが、肉体に閉じ込められた魂は輪廻のたびに記憶が消去されてしまうので、地球は科学技術が発展できず残念だと嘆く。自分たちは自由にドールボディを移動できるし、生まれ変わりもしないので永遠に記憶が続く。
- Domainは地球にあまり興味がなく、調査リソースを特段費やさない。(その割には、この事件のあと、たくさんのUFO目撃例がありますね)。
- 地球には3種類のIS-BE(初めから地球にいるIS-BE、他の惑星で暮らしてから地球に転送されたIS-BE、old empireが地球を支配しているときにドメイン遠征軍が派遣した3000名)がいる。ドメイン遠征軍が派遣した3000名については、地球で捕らえられ、記憶を消去され、肉体に閉じ込められた。
- 人間は肉体に閉じ込められていることを認識しない限り、現在の捕囚から逃れることはできず、地球のIS-BEには未来がない。
- 宇宙人は人類が死ぬことではなく、我々が死ぬと、記憶を消され、別の生命に輪廻転生することを気の毒がっていた。また新たにすべてを習得する必要があるため。たしかにそうだが、宇宙人が何十億年も死なないことも気の毒だが。
- 宇宙人は水族館、植物園、動物園のように暇つぶしで地球に生命を作った。
みたいなことを言い始める宇宙人に困惑するマチルダ。あなたはこれらの話を信じますか?
私個人は現在のところ、宇宙人の話すIS-BEおよび霊的世界には興味がないので、ここで終わりにしておきます。
興味がある方は、自分で「IS-BE」を検索すれば、いくらでも情報が出てきます。
第4章:何を意味するのか?
このストーリーの荒唐無稽さが、逆に不気味というか、真実っぽい。まともなフィクションならもうちょっと技術的なプロットを考えるはず。
- 米国および米軍は宇宙人から何も技術を得ることができなかった。
- 宇宙人との密約も、米国政府への肩入れも存在しない。
- old empireとドメインの間の最終決戦では電気兵器と核兵器が使われた(レーザーキャノン、ミサイル、バンカーバスターではない)との主張から、このドキュメントが書かれたのは確かに1940年代である。
- 宇宙人の存在を知った米国であるが、霊的な知識以外入手できなかったことに焦りを感じたはずだ。(他国が進んだ技術を手に入れれば脅威となる)。そのため、地球外生命体との接触を隠す必要があった。
- エリア51では必死にリバースエンジニアリングが行われているが(墜落は1947年、ボブ・ラザーが研究していたのは1980年代後半)、宇宙人は技術を教える気はないと言っているので、人類だけでどこまで解明できたのだろうか?
第5章:不気味な一致
宇宙人の話す内容は:
- 我々人類の魂は、堕天により肉体に閉じ込められた天使の魂が輪廻転生を繰り返しているという古くからの知識。
- 1989年ボブ・ラザーのインタビューでも人類は地球外生命体から「魂の入れ物」と見なされていると言っている。
- 宇宙には始まりも終わりもないという最近の宇宙論。
- 魂は素粒子と同じように、宇宙の根源的な、それ以上分割できない基本単位であるという最新の仮説。
- 進化論を否定し、すべての生命は設計されて作られたものだと主張。これはインテリジェント・デザイン仮説とも一致する。1947年には生物学は草創期(DNAの構造が解明されたのは1953年)で、遺伝子工学の概念すらなかった時期に、バイオテクノロジー企業による生命操作をリアルに論じている。
- エネルギーは生成でき、破壊されないため、宇宙は広がり続ける。
- 魂の輪廻→記憶消去→生まれ変わりのサイクルから自力で逃れた人物はゴータマ・ブッダがいる。
と奇妙に一致しているところが不気味である。だからこそ、信ぴょう性がある。
Airlさんの話を信じる/信じないにせよ、もしこのようなインタビューが行われ、大統領に報告があっても、どうしていいか分からない。とりあえず隠蔽、情報の隠匿が行われるのは俺は納得がいく。
第6章:胡散臭いところ
- Airlさんが英語を覚えた途端、饒舌に人類の歴史と宇宙人の関わり(アトランティスやレムリア文明、モーゼはOld empireに操られていた、domainもハプスブルク家の大公フランツ=フェルディナントを操っていた)などと言い出す始末。
- マチルダさんは最高機密のインタビュータイプスクリプトをなぜ持ち出せたのか?→上層部はインタビューのタイプスクリプトのコピーを作り、それをAirlさんに読ませ、自分の発言に間違いなければサインするように迫った(マチルダさんに伝えさせた)が、Airlさんはサインに意味などないと拒否。その直後Wilcox先生が殺してしまったので、そのゴタゴタで、マチルダさんはそのコピーを返却しなくて済んだと書いてある。
- Airlさんの前職は数十億年前に「Arcadia Regeneration Company」というバイオラボのエンジニアだった。宇宙人もカンパニー制なの?さまざまなバイオ企業がその惑星に合った優れた生命を作り出し、受注・売上を競っているとのことだ。
- 人類より1兆年進んでいるドメイン文明だが、戦争には未だに電気兵器と核兵器を使用している。
- Airlさんが饒舌になったころには、人類側から質問をほとんど行っていない。
- アメリカにとって安全保障の脅威になるとの判断で、突然Airlさんを拘束し、電気ショックを与えたら、動かなくなってしまった、死んでしまったかも。(いやいや、科学技術の進んだ宇宙人をいきなり手荒に扱ったら、どんな報復あるか分からないのに大丈夫?)
- 宇宙人を殺してしまったWilcox先生ですが、翌日はマチルダさんを嘘発見器に掛ける余裕。(普通は責任感じて真っ青にならない?)
- 1兆年進んでいるドメイン文明というのは、現在の最新宇宙論に基づいた宇宙年齢や、恒星の寿命とも矛盾している(ただし、宇宙が新しく作られるとかなんとか言ってるので、矛盾していないのかも)。
- マチルダさんではなくて、宇宙人のAirlさんが日本軍の真珠湾攻撃について触れているところ。
- Airlさんは上司から技術についてはいろいろ口止めされているようだが、宇宙の真理については話しても良いらしい。
- 地球の生物は進化したのではなく、宇宙人のバイオ企業が生産したものであると語るAirlさん。自分たちはどうやって生まれ、どうやって進化したのかは詳細には語っていない。
- ロズウェル事件以降も何度かUFO墜落事件が報告されているが、その際にはマチルダさんには声が掛けれられていない。(唯一コミュニケーション取れる人物であるなら真っ先に連絡がいくはず)。これ以降、宇宙人とのコミュニケーションはどうしたのだろうか?(私の想像では、Airlさんが地球で学習した内容はドメインのサーバーに送られたとなっているので、宇宙人には2度めの学習は不要?)
第7章:技術について
7.1 宇宙船について
- 宇宙船にはまだ地球に存在しない多くの技術が含まれている。
- その一部の特徴は、地球には存在しない材料で作られているため、複製は不可能である。
- 宇宙船の壁に微細な配線が埋め込まれており(マイクロチップのようなものか?)、制御、通信、情報の保存、計算、自動運転が行われている
- 光線の検出や視覚化にも同じ配線が使われいている
- 宇宙船内部の布地は地球のものより優れている
- 操縦も、パイロットと宇宙船の神経ネットワークの接続で行う。これは、これを目的に作られた人工身体が必要であり、地球のIS-BEには扱うことはできない。
- 恒星間航行には人類のような生物の肉体では耐えられない。
7.2 人工身体(ドールボディ)について
- Airlさんはまもなくこの体から離脱することを伝える。
- 人類は調査、解剖、研究するだろう。
- 人工身体自体は非常にシンプルだが、生物でも機械でもなく、ユニークな素材からできており、地球の科学者は何ら有意義な発見をすることができないのでお勧めしない。
- ドールボディはIS-BEの入れ物であり、ランクや任務ごとにさまざまな種類がある。
- 一緒に乗っていた他の乗員の体は破壊されたが、それはAirlさんより下位ランクで、頑丈ではないボディだったから。
第8章:インテリジェント・デザインについて
- 生命について地球の教科書の記載は、誤り、データ不足、証明されていない仮説、迷信に満ちている。
- 地球の進化論では「化学物質の相互作用により突然生命が誕生した」、「自然発生した」、「化学物質のプールに起こった放電により、魔法のように生命が誕生した」とされているが、証拠もなければ、真実でもない。
- 地球の科学者は、いつ、どこで、どのようにこの生命の発生が起こったかを研究しているが、生命の源としての魂について完全に無知であり、否定している。
- 進化は偶然に起こるものではなく、入念な操作が必要。
- 人型の生命体はさまざまな形のものが広く宇宙に存在している。
- 宇宙にはバイオ企業が多くあり、多くの技術者が存在する。バイオ企業ごとに、扱う種が異なる。
- 生命を創造し、生命のいない惑星に供給することがビジネスである。はるか昔(数十億年以上前)、生命のいない惑星は無数にあった。
- 基本的な遺伝材料はすべての種で共通であり、基本的な遺伝パターンを改変して、惑星に適した生命を作る。(この証言は1947年のものである。当時、すべての生命でDNAという遺伝物質が共通というのは分かっていない)。
- 自分が勤めていた「Arcadia Regeneration Company」では、森林の哺乳類と、熱帯の鳥類を得意としていた。
- バイオ企業の顧客はさまざまな惑星の政府および独立系バイヤーである。
- 技術者は惑星の気候、大気、地殻の密度、化学物質含有量に合った動物を作る。
- 生命を作るときには、他社が創造し、すでに暮らしている種との互換性にも注意しなければならない。
- 他社とのコミュニケーションも重要である。作り出した生命体については、業界の展示会、カタログ、その他の資料で情報交換される。
- この仕事は、惑星調査のため多くの星間飛行が必要になる。私はバイオ企業で宇宙船の操作を覚え、それによって今はパイロットに転職した。
- 遺伝子データは超巨大なコンピューターデータベースに保存され、生物エンジニアが研究している。
- 集めたデータを元にして、新しい生命を設計・改変する。一部の生命デザインは高く売れたり、顧客の要望に合わせてカスタマイズするために生命体が作られる。
- 細胞、化学、機械エンジニアが協力してさまざまな問題を解決し、すべてのコンポーネントを組み合わせ、機能し、審美的な完成作品を作る。
- 試作した生命体は、実際に製造され、人工環境でテストされる。不備があれば改変し、最終的に生命力または魂が吹き込まれた後、実際の惑星環境でテストされる。
- 新しい生命体を導入後は、惑星環境に与える影響や以前から存在していた生命との相互作用をモニタリングする。どうしても不都合な相互作用が生じた場合には、他社との交渉が必要になる。
- 会社間の交渉では、当社の生命体/双方の生命体にさらなる改変が必要になることがしばしば発生する。
- 逆に、惑星環境の方を改変する場合もあるが、これは複雑であり、めったに行われない。
- 偶然、以前の同僚が地球の仕事を請け負った話しを聞いたことがある。この領域は宇宙戦争が起きて、惑星の生命がほぼ死滅したため、それを補充する役割であった。それは約7000万年前のことである。(約6500万年前に生物の大量絶滅および恐竜が滅んだことは事実)。
- 生態学的に相互作用する環境を作るため、ほぼすべてのバイオ企業がこのプロジェクトに参加し、数十億種の導入が行われた。
- 地球の科学者はこれを「進化論」で説明しているが、実際のところは、すべての生命体の存在は我々のようなバイオ企業が作ったものである。
- 「進化論」は生物多様性を説明できない。自然選択による進化はSF小説である。ある種は別の種に突然またはランダムに進化したりしない。唯一、遺伝物質の操作によってのみ行われる。
- 鴨のくちばしと、卵を生む哺乳類を組み合わせたカモノハシのような動物はエンジニアリングの難易度が高く、これらは裕福なクライアントが贈り物または好奇心を満たすための特注である。
- 一番難しいのは自己複製または有性生殖であり、生物が死んだり捕食されたりして無くなった分を継続的に補充したり、それを購入することを嫌ったために発明されたものである。この概念は一兆年前に、バイオ企業が一同に介した会議が行われ、議論された結果である。
- ここではもう一つ、「食物連鎖」についても合意が得られた。現在はエネルギー源として、すべての生物が他の生物を捕食しているが、それ以前、動物は他の生き物を食べ物として捕食することはなかった。代わりに、日光、鉱物、植物のみを食べていた。
- 昆虫と花の間の関係についてだが、繁殖に共生関係が存在しているのは明白だが、これは昆虫と花を同じ会社が作成しているからだ。
- 有性生殖(交尾、細胞分裂、自己再生)の仕組みを考え、特許を取ったのもこの会社である。
- その後、数百万年が経過したところで、法律が成立し、すべてのバイオ企業がこの仕組み(有性生殖)を既存の生物に組み込むことが義務化された。ただし、これは非常にめんどくさく、費用のかかる作業であったため、全バイオ産業が廃れることになった。
- バイオ産業は廃れたため、地球で絶滅した種がいても、もはや補充されることはない。そのため、ドメイン(宇宙人の政府の名前)では、地球に残された生物種を保護することは重要である。
第9章:いつ宇宙人の存在を人類に明かすつもりなのか?
私がこの本を読んで驚いたのは、宇宙人の存在を隠しているのは米国政府だとばかり思っていましたが、それとは異なり、宇宙人側の準備の問題とのこと。Airlさんによると「Domainが地球のために適切なリソースを割けるようになったとき。Old empireの魂捕獲装置、記憶消去装置を探し出し、破壊できるようになり、IS-BEとしての記憶を取り戻すための治療が開発されたとき」まで待てというのがDomainの公式見解である。地球よりも1兆年進んだ文明が、敵であるold empireの記憶消去装置を未だに無効化できないようなので、地球にいるIS-BE(人類)が救われるのはまだまだ先でしょうね。(;´д`)トホホ…
第10章:マチルダに面談し、圧力をかけた上層部
- Air Force Secretary Symington
- General Nathan Twining
- General Jimmy Doolittle
- General Vandenberg
- General Norstad
- Charles Lindbergh
彼らは軍事的安全保障、UFOの構造についての情報を入手するよう常にマチルダに圧力を掛けた。(Airlさんはドメインからの指示で明かしていない)。
第11章:結末
マチルダさんは無事、秘密保持契約にサインし、名誉除隊となった。
その後、小惑星帯にあるドメインの基地に戻ったAirlさんから突然Airlさんからテレパシーで連絡を受けた。
マチルダさんがAirlさんとテレパシーでコミュニケーションできたのは、自分が前世でドメイン遠征軍が派遣した3000名の1人であったからという事実を知る。
そして前世の記憶を少しづつ取り戻し、前世でも看護婦さんであったことを思い出した。(記憶は生まれ変わりの度に消去されるが、IS-BEの本質は残るため、このようなことになるらしい)。
いつの日か、地球にいるすべてのIS-BEを囚われの状態から解放するため、睡眠中にはドメインのために働くことになった。
そして、マチルダさんは年をとり、死期が近づいていることを悟り、安楽死の直前に原稿を編集者に届けたのだった。
第12章:信ぴょう性:70点
ところどころ胡散臭いところはあるが、話の全体としては筋が通っているし、なぜUFOの存在を明らかにできないかも、理解できる(隠しているのではなくて、荒唐無稽すぎて発表できないのだ!)。小説や作り話にしては壮大過ぎるというか、人間の想像力を超えているという印象を受けた。「事実は小説より奇なり」
地球人の中にも、ルパート・シェルドレイク、スーザン・ブラックモア、ロジャー・ペンローズ、セオドア・カジンスキー、ラマジャンヌのようにぶっ飛んだ人はいるのよ。でも、その鬼才も人類という枠組みを飛び出せやしない。実際に宇宙の真理を語るときには、この物語くらいぶっ飛んだものになるんでしょう。
そして、1947年に事件が起きてから、今現在までの間に、どのように物語が進展しているか、宇宙人からの技術移転は成功したのか(してないように思える)。
私の感想は、なんか本物っぽくて嫌だし、これが事実なら大変だよってこと。魂の生まれ変わりも、永遠の命も、そんなの望んでる人あんまりいないでしょ。
判定:
本物:70
精神疾患・妄想:20
小説、スピリチュアル本として書いた:8
端から嘘付き:2
第13章:私の妄想
ドメイン遠征軍が派遣した3000名は旧帝国に捕らえられ、地球から逃れられないが、この3000名は全員が居場所が判明し、現在はドメインのために働いているとのこと。
もしかしたら、アメリカ大統領はこの3000名のIS-BEを持つ誰かが交代で就任していて、アメリカが世界の紛争にいちいち首を突っ込むのも、ドメイン上層部の命令で、地球の生態系を守り、人類の滅亡を防ぐためなのかもしれない。